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WEBLOG

3度目のウェブログ

the third thing

のっけからになりますが「3度目のウェブログ」というのは実はウソです。いや、正確には誤りです。
最初は「日記」、2度目と3度目は「ウェブログ」というのが正しい表現でしょうか。

そんな細かいこと……と思われる方も多いと思いますが、当初この「ウェブログ」(最近では「ブログ」と略すのが一般的のようです)という言葉にかなり違和感を感じておりました。さすがに今はもう慣れましたが、その違和感の根幹にあったのは投稿スタイル(投稿思想)の相違でした。

今でこそウェブログという言葉はインターネット上で記事を投稿する所作について幅広く使用されていますが(Twitterを「ミニブログ」と呼称する人もいるそうです)、当初は記事(エントリ)ごとに投稿するスタイルをそう呼ぶのが主流でした。ところが当時の日本では日付の下にトピックが並ぶ、文字通りインターネット上の「日記」が主流でした。「はてなダイアリー」というサービス名もその名残ですね。

そして小生は1996年から2001年までインターネット上の日記を公開していました。それが最初の「日記」ということになります。それからしばらく時を経て、2度目のウェブログは2004年、そしてさらに間隔を空けて2012年に3度目ということになります。

日記の頃はほぼ毎日更新、幅広い話題を扱い、時にはイラストを掲載したりもしました。Perl, Ruby, WMLなどで日記の生成プログラムを作ったり、主にIRCで知り合った仲間の日記をアンテナ(現在のRSSリーダのようなもの)でリンクさせたり、今では廃れてしまった技術なども多くあり、大変懐かしい思いです。2001年くらいまではインターネットが楽しくて楽しくて仕方なかった時期ですね。特に1990年代はまだまだ利用者も少なく、インターネットの未来に胸が躍ったものです。それに対して今は……

懐かしいと云えば、エイプリルフールも思い浮かびます。日記と同時期になりますが、この頃は毎年エイプリルフールにも力を入れており、そのためだけに株式会社を設立したりもしました。インターネットの世界に於いてはJoke RFCが有名ですが、最近では一般企業もエイプリルフール用のサイトを準備するところが増えてきました。

さて、今回はおよそ8年ぶりのウェブログとなりますが、気負いせず、気が向いたときにでも更新するつもりです。とりあえずは生存確認の意味も込めて、年に最低1〜2回程度更新できれば、と考えています。

もちろんこのエントリは「エイプリルフールのネタ」です。:)