ご存知の通り、去る5月21日は日食でした。しかも日本ではかなり広範囲に亙って金環日食が観測できるという当たり年だったようです。
因みに「日食」とは、月が太陽の前を横切ることによって太陽が隠される現象のことです。その様態によって「部分日食」「皆既日食」「金環日食(金環食)」などの呼び名があります。
東京は朝から曇り空でしたが、その雲が薄くなったところから、あるいは雲の切れ間から日食を堪能することができました。日食開始直後はまったく見ることができず不安にもなりましたが、いざ雲の切れ間が出てくると、逆に雲があることで肉眼でもよく観察でき、また、さまざまな表情の日食を撮影することもできました。
ちょうど金環日食がピークになる頃にはかなり雲が厚く、レンズを付けたり外したり*1忙しい撮影となりました。雲は数km違えばまったく見え方も異なりますので、同じ東京でもほとんど雲のない状態で観測できた地域もあれば、まったく観測できなかった地域もあるかもしれません。
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NDフィルタを付けたレンズと、フィルタを付けていないレンズの2本を雲の状況に応じて付け替えました。フィルタを付け替えるという方法も考えたのですが、意外と堅く、また小さい(薄い)ので、慌てて作業すると落としそうでしたので、それならレンズを付け替えるほうが確実だと判断しました。カメラ2台体制も考えたのですが、マンションの非常階段からの撮影でしたので、さすがにそこまではしませんでした。;)
こうして久しぶりに天体写真を撮影していると小学生の頃を思い出します。小学生の頃は科学や天文学、あるいは考古学が好きな少年で、Canon FTb*2や反射式天体望遠鏡を携えて撮影に出掛けたものです。
*2
銀塩の頃はキヤノン派で、永らく先のFTbやEOS-1N、あるいはEOS55を使用していました。しかしながら、ディジタルになってからはニコン派だったりします。
そのうちまた天体写真や星景写真を撮影しに行きたいですね。個人的に興味があるのは東京ゲートブリッジです。橋も大好きなので東京ゲートブリッジを含めた星景写真なんてかなり楽しそうです。ただ、少し調べた感じではバスの時間が意外と早いようなのが難点ですね。どうしても深夜に撮影をしたい場合は自転車で、ということになるでしょうか。
いずれにしても、年内には一度どこかに撮影に繰り出してみようかと目論んではいますが、果たしてどうなることやら……